新年明けましておめでとうございます。常日頃から弊社をご愛顧いただきまして誠にありがとうございます。本年も旧年以上にご愛顧いただきますよう宜しくお願い申し上げます。

 さて昨年は新型コロナウイルス５類以降、経済活動の正常化により人流が回復し「リベンジ消費」が経済を活性化させましたが、我々観光業界・サービス業はその回復と同時に人手不足が顕著になりました。人口減少も一つの要因ではありますがやはりコロナ禍において退職を余儀なくされ、そのカバ－リングをできない１年であったように思います。特にタクシ－は空港、駅に待機車がいなく何時間も列を連なる異常事態に陥っており、この解消のために来年４月より一部においてライドシェアが解禁になるようです。またバスに目を向けるとトラック、バス、タクシ－業界の働き方改革により、上限の拘束時間が設定され、より一層のデジタル化の促進と新たなる成長への投資、フェ－ズに踏み出す必要性があります。よく「ピンチはチャンスだと」言われますが弊社はこの苦難な変革なる時期こそステ－クホルダ－のみなさんとともに総合力で乗り越え、新たなる仙塩交通を創造していきたいと考えます。

 今年は辰年ですが中国では辰、すなわち竜は幸運・財産・幸福をもたらすものとされています。また、六十干支でみますと、今年は「甲辰（きのえたつ）」にあたります。甲（きのえ）は十干の第一位であり、新たな10年の始まりの年です。まさに改革のスタ－トであり、このチャンスに乗り遅れますと成長が鈍化し、立ち遅れることになります。「登竜門」のことわざにありますように、鯉が竜になるようこれまで培った力を存分に発揮し、大いに飛躍する年にしたいと思います。

 結びになりますが本年がお客様とご家族にとり、より佳き年となりますことを祈念いたしまして、私の年頭のご挨拶とさせていただきます。

令和６年元旦

株式会社仙塩交通

代表取締役社長　鴫原　啓文